KL~シンガポール出張社員の不法調査
今回は、出張社員の行動調査をした事例をお伝えします。依頼者はkl在住の企業の社長からでした。
「月に一度、シンガポールに出張で行く社員が居るのだが、もしかして行かずに経費だけ着服しているのではないか調査して欲しい」との事でした。
これが事実であれば、悪質な海外カラ出張になります。実態を掴むべく、現地で調査を開始しました。
マレーシ・カラ出張調査
カラ出張はマレーシアの調査でよく報告されるトラブルではありますが、カラ出張の現場を現行犯で見抜くのは難しいとされます。
まさか社員が直々に尾行をするわけにもいかないですから。
そこで、調査員を雇い尾行させることで、大概は証拠を押さえられます。今回は出張日当日に合わせ、疑惑の社員を自宅から張り込むことにしました。
しかし、ターゲットは飛行機の搭乗時間に合わせる様子もなく、その日は自宅で休暇のように過ごしていました。これで、カラ出張の可能性が高くなりました。
社員の驚くべき悪事
更に、出張とされる3日間は殆ど外出することなく、自宅に居る事が確認されました。
そして極め付けは、着服した一部のお金をシンガポールの取引先人物に送金し、出張をしたということで口裏を合わせ行っていたことも明らかになったのです。
悪事の一部始終を調査報告書にまとめ、依頼者さまに提出致しました。
この社員は後日解雇されましたが、もしこのタイミングで調査をご依頼されなければ、まだまだ被害は広がっていたものと思われます。