クアラルンプール企業・社員の横領
ククアラルンプールの企業で社員が横領をした事例をお伝えします。
ご相談者は現地の日系企業の社長からでした。
「売り上げの採算が合わない為社内調査をしたところ、1名の社員が売り上げの一部を着服しているという疑いが出た。
しかし、明確な証拠が掴めずにいる為調査をお願いしたい」とのことでした。さっそくこの社員の調査を行うことにしました。
疑惑のマレーシア人社員の行動調査
疑惑の人物はこの会社のマレーシア人の男性で、営業職でした。
商品のセールス状況は良かったものの、証言や言動、お金の採算の際につじつまが合わない点が多く、以前から疑惑の念を抱かれていたとのことです。今回はこの社員の営業を尾行しすることにしました。
調査結果とその後
調査を行なって数日後、事態が動きました。ターゲットが営業の際に、通常のロットより多くの商品を販売、その後得られた差額分の報酬を着服していた現場を押さえたのです。
更に調査を進めると、後日も同じような横領行為を行い、総額で何百万レベルの被害が生じていたことも明らかになりました。現在この社員は更迭されるとともに、被害額と損害賠償金を請求する為の裁判の準備が進められています。