マレーシア、カラ出張疑惑社員調査
マレーシアで、カラ出張の疑惑のある社員の調査を行った事例をお伝えします。依頼主は現地でビジネスを行う日本人社長からでした。「カラ出張を行っている疑惑のある社員を調査して欲しい」とのこと。実際に出張していないにも関わらず、「出張した」という名目で、会社に経費を請求する悪質な行為で、マレーシアからも度々報告されています。
疑惑の社員張り込み
今回は、マレーシア現地でターゲットの出張日に合わせた調査を開始しました。
そして、朝から自宅前で張り込み。家に居る様子は伺えたものの、全く外出する気配がありません。
そして、そのまま日は暮れ、結局出張先のタイへ出向くことはありませんでした。もちろん出張が中止になったということも無いのですが、後日、ターゲットが「出張をした」という名目で会社に経費を請求してきたのです。
調査結果報告とその後
トラストジャパンは、ターゲットが出張に行っていないことの証拠を掴んでおり、会社側でその件について言及したところ、非を認めました。
これまでもこうした不正行為は行っており、現地企業に賄賂を渡し、口裏を合わせていたことも明らかになりました。
現在、この社員に被害分の損害賠償を請求する為に、会社側が民事訴訟の準備を進めています。